家出少女受入日記13 『脳内パラダイス(おまけ)』

13 『脳内パラダイス(おまけ)』受け入れない日記

家出娘と別れた後というのは、結構ブルーになる。
今まで毎日やりまくっていたのが、急にできなくなる辛さ。
これは経験した人にしか分からないだろう。

 

町を歩くと、中学生や高校生ばかりに目が行く。
少しばかり可愛い子を見ると、「やりてぇ・・・」と本気で思う。
というか、そのとんでもない言葉が口に出てしまいそうで怖い。
禁断症状だ。
とにかく今は外出しない方がいい。
家に戻り、パソコンで中学生モデルの水着姿を鑑賞できるサイトに行き、それを見ながら一回抜いた。
とりあえず落ち着いたが、いかんせん、生身とは程遠い。やっぱり本物のロリっ娘を抱きたい。
最近使い倒しているSNSに入り、次なる家出娘予備軍がいないかを物色する。
目ぼしい物件は見当たらない。

 

こういうのは、常に供給過多というわけではない。
夏休みはハッキリいって入れ食い状態だが、それ以外に世の受け入れ人たちを苦しめるブラックスポットとも言える暗黒のシーズンが年に何度か到来する。
どうやら今はブラックスポット真っ只中のようだ。

 

(外に出て下校途中の女子中生をさらっちまおうか)
怖いことを考える僕であった。
外出着に着替え、ドライヤーで髪型をまとめ、鍵を持って玄関で靴を履いたところで、姿見に映った自分の顔を見て僕はようやく我に返った。
目がギラギラ、薄笑いを浮かべ、口元からよだれを垂らしそうになっている。
これは、あきらかに性犯罪者の顔ではないか。
危ない、危ない。
僕は心を落ち着けて、しかしせっかくここまで外に出る準備をしたので、近くのコンビニまで食べ物でも買いに行くことにした。

 

そうだ、普段は会社に行っている時間だ。
野暮用があって有休をとったため、子供たちの下校時間とかちあってしまったのだ。
そんなことを忘れてしまうくらいに僕は動揺していたかもしれない。
なるほど、仕事帰りが学校の下校時間よりも遅いのは、性犯罪を防止することが目的なのかもしれない。

 

コンビニの前に女子高生たちが五人くらいたむろしていた。
僕は心を鬼にして店の中に入った。ていうか女子高生で助かった。
JCだったら我を忘れてむしゃぶりついていたかもしれない。
やば、そう考えたら勃ってきた。
さっきオナニーしたばかりのに、僕の下半身は大忙しだ。
どんな状況でも、機敏に反応する。
そんな能力の持ち主である僕の息子は、仕事に活かせれば素晴らしい社会人になることだろう。
僕は缶コーヒーとお握りを二つほど買って店を出た。
女子高生たちは来た時と同じ場所にたむろして、同じように話し込んでいる。
僕はそんな彼女たちを見ながら、脇をすり抜けようとした。
そのとき、一人が僕のことに気がついた。
結構近い場所である。
しかも彼女はすぐに目をそらすのではなく、しばらく僕を見ていた。
(何見てんだよ、おっさん)
と、今にも言い出すのかと思ったが、どうも様子がおかしい。
その間も他の女の子たちの会話は続いていて、どうやらこっちを見ている娘は会話に加わっていないようだ。

 

このまま立ち去ってしまうには、不自然なぐらいの長時間僕たちは見つめ合っていた。
仕方ないか。
僕はいったん立ち止り、そして彼女に近づいた。
一瞬その女子高生がビクッとなった。他の女の子たちも振り返る。
(こんなとこで遊んでないで、早くおうちに帰りなさい)
と僕は言おうとして、次の瞬間全然別の言葉を発していた。

 

「あの、君、妹いる?」
きょとんとする彼女たちを放置して、僕はダッシュで家に帰った。
彼女たちの爆笑が聞こえてきた時は、僕は既に100m先まで達していた。

 

ああ・・・
僕は自分の部屋に戻ってくると深くため息をついた。

 

なぜだ。
なぜ言えなかったんだ。

 

一言、
「ねえ、やらしてくれる?」
・・・・と。

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