家出の理由を考える

家出の理由を考える

いじめ
家出の理由で真っ先に思いつくのは、いじめかもしれません。
しかし実際には意外といじめが直接家出の理由となることは少ないようです。
またいじめだけが理由であれば、家出の問題も早く解決することが多いと思います。
なぜならいじめにあっているのならば学校に行かなければいいだけですから。
いじめが家出につながるのは、何かプラスアルファの理由、すなわち親や家族が分かってくれない、理解してくれない、助けてくれないといった場合です。
これは親の責任です。
子どもの家出の原因を学校でのいじめだと親が判断するのは、完全なる責任転嫁です。
そんな親は自分に原因があることに気が付いてないのです。

いじめはなくならない?
残念ながら、この世の中からいじめをすべて無くすことは無理だと思います。
しかし、その数を減らすことは出来ます。
これはいじめる側の心がけだけでなく、いじめられる側の心がけも必要です。
よくいじめられる側にも問題があるといいます。
これに対して、よくいじめられる側には絶対に問題がないと主張している人たちがいます。
はたから見てると結構格好いいことを言っているようにも聞こえますが果たして本当にそうでしょうか?
例えば、直すことの出来ないこと、身体的特徴、精神障害、国籍などを理由にいじめるのはもちろん100%いじめる側の責任でしょう。
こんなのは論外です。
そんなことを理由にいじめを行うのは人間として問題外です。
社会人にこんな差別をする人間はいません。
しかしいじめの理由はそれだけではありません。
いじめる側の問題と比べるとはるかに小さいですが、問題があるのは本当です。
しかし前述した直すことの出来ない理由とは異なり、直すことの出来るものです。
学校というもの、クラスというものは、組織です。
組織として成り立っていくためには、生徒個人の自由は制限されるのは当たり前のことです。
それを乱す生徒は、いじめの対象になりやすい傾向にあります。
もし子供さんがいじめにあうのならば転校させるのが一番いい方法だと思います。
立ち向かって頑張れなんていうのはもっての外。
子どもが親に相談するときは相当追い詰めれれていると考えたほうがいいです。
立ち向かうのではなく、逃げるという立派な選択肢があることを教えてあげましょう。

家庭内暴力
最悪のパターン。
親が子どもにこのようなことをするのであれば、むしろ積極的に家出をすべきです。
児童相談所に行けばいいとは言いますが、実際はなかなか難しいことでしょう。
最近の家出の理由が、親の暴力であることは少なくありません。
受け入れ側の皆さん。このような親から虐待を受けて逃げてきた子どもを受け入れたら、すぐに児童相談所に連れて行きましょう。
正直に話をしたほうがいいです。
また、場合によっては、受入人としてのお墨付きをもらえることもあります。
そもそも現代は子供を育てる資格の無い親が多すぎます。
子供を育てる自信が無いのなら、子供を作らないべきです。
政府は少子化政策とかやっているようですが、その前に経済政策を何とかしてもらいたいです。
今の収入でまともに子供を育てられる親がどのくらいいるのでしょうか?
不幸な子供をこれ以上増やすのであれば、少子化対策も全くの無意味です。
いや、むしろ有害です。 「じゃあ、お前がどうなんだ」と言われる皆さんへ。
はっきり言いましょう。僕は子供を育てる自信がありません。
だから例え結婚しても、絶対に子供を作らないつもりです(笑)

夢の押し付け
良くありがちなパターン。
少子化もあり、親は子どもに過度に期待ををかけすぎる傾向にあります。
子どもも反抗期だから、親のいうことだけは絶対聞きたくないと思っています。
つまり何を言っても逆効果。
親ならば、少し子どもの気持ちを考えてみてはどうでしょうか?
といってもなかなか難しいことでしょう。
反抗期かな?と思ったら、適当に放置するのがコツかも知れません。
小さいときから親のいうことを聞くいい子だったという場合、このパターンで家出につながることが多いです。
「うちの子はいい子すぎる」と思ったら要注意です。

親兄弟が立派過ぎる
これも良くあるパターン。
自分の家庭は問題がないと思っている親御さん。
子どもが不良になるなんて有り得ないと思っている親。
そんな家庭、実は子どもにとっては最悪の環境なのです。
息苦しいことこの上ありません。
この場合の家庭は、外から一見したところ何の問題もないように見えます。
特に兄弟が多い場合。
下の子に対して「お兄さんを見習いなさい」「お姉さんを見てごらん。ちゃんとやってるでしょう」というのは禁句です。
また友達と比較するのもやってはいけません。
こんなことを言う親は、家出で済めばまだマシだと思ったほうがいいです。
子どもに殺されるかもしれませんよ!
自分が言われたらどうですか?子どもの気持ちになって考えてください。
あとこの時に対象とされた子、すなわちお兄さんやお姉さんも、実はいい気がしない、あるは親に殺意を抱きます。
なぜそうなるか、分からない親は考えましょう。考えても分からなければ、ハッキリ言って人の親になる資格はないと思います。

家出っ子本人の問題
家出っ子は本当にわがままな子が多いです。
自分が周囲に迷惑を掛けているのにも気付かず、何もかも周りのせいにして、その結果自分のわがままが通らないと家出してしまうという感じでしょうか。
極端な言い方をすれば社会的落伍者ですかね。
実際はこのタイプが非常に多いです。
先述したいじめの被害にも遭いやすいタイプと言えます。
でも結局は甘やかして育てた親の問題に帰結するんですけどね。
こういった家出っ子に出会ったら、社会の厳しさを教えて、その性根を叩き直してやりたくなってくることでしょう。
でも、このような家出っ子にも優しく接することが出来る人が、本当の理想的な受け入れ人かもしれませんが・・・

信念のある子
自分のやりたいことがあって、そのために家出を選んだ子もいます。
この場合は、家庭にも学校にも問題はありません。
また、自分の信念をしっかりもっているため、それを実現するために援交なども割り切れる傾向にあります。